ゴマを加熱して栄養分を増加
ゴマは昔から体いいものとして知られてきました。
日本や中国は、仙人の食物や不老長寿の秘薬として扱われ、生命力を高める効果があるといわれていました。
このようにごまに秘められたパワーは昔から注目され、今でもゴマの有効成分はとても貴重だと考えられています。
ゴマを摂取する際には、たった1%しか含まれていないセサミンという成分が含まれています。
セサミンはゴマリグナンの一種で、強い抗酸化作用があるのが特徴です。
私たちの体はストレスや乱れた生活習慣、喫煙、紫外線などの影響で活性酸素を生み出しています。
活性酸素は周りの細胞を傷つけたり、酸化させることで、細胞を破壊したり退化させてしまいます。
これが原因で老化現象がおきたり、発がん性物質を生み出してがんなどの発症にもつながります。
活性酸素を体内から除去してくれる働きがあるのが、セサミンに含まれる抗酸化作用です。
セサミンを摂取することでアンチエイジングや様々な病気の予防にも効果があります。
なので積極的に摂取したい成分といえます。
そこでゴマを摂取する際に吸収率を高めて、効率よく摂取する方法としてゴマを加熱することがお勧めです。
その理由としてあげられるのは、加熱するとゴマの抗酸化作用が高まるからです。
セサミンはゴマリグナンの一種で、そのほかにもセサモリン、セサモリン、セサモールなどがあります。
ゴマを加熱することで、セサモールを生み出すため、二重に抗酸化作用を得ることができます。
セサミンは熱によって効果が衰えることがないため、セサミンの栄養素もしっかり確保することができます。
さらに吸収率をあげるのであれば、もう一つの問題点である硬い殻という障害を取り除くことです。
加熱したゴマをすり鉢ですりゴマにすると、硬い殻の中にあるセサミンやセサモールをしっかり吸収することができます。
もともとすりゴマとして販売されているものでは、開封後に空気に触れてしまうと徐々に酸化してしまいます。
手間だと思うかも知れませんが、殻つきのゴマをいってからすりつぶした方が、酸化を心配することなく豊富な栄養素を確保できます。